タネ蒔いておけば野菜が出来る。
※これらの野菜は9〜10月にタネを蒔いてたまに草をとっておいただけで、肥料も水やりもしていません。もちろん無農薬。
そんな豊かな土壌は世界的にも貴重で、
しかも気候変動や過剰な栽培によってこれから農地がどんどん無くなっていく状況。
そんな中、相変わらず優良農地が潰されて配送センターとかショッピングモールとかになっていくのがなんとも言えない気持ちになるよ。
最近、YouTubeのサブチャンネル
【百姓かーびーのよもやま話】
https://www.youtube.com/channel/UCxpH67b-XLqUClrPI0PSLcw
にて環境系のお話に力を入れて発信を始めました。
その中でも話した『持続可能な農業』について。
持続可能というのは簡単に言えばずーーーっと続けていけるやり方のこと。
現代の農業、特に大規模な栽培は石油資源に依存していて、さらに水も地下資源の肥料分も大量に消費する。アメリカの巨大な地下水をたたえているオガララ帯水層も年々その水位が低下しているそうで、その地下水が枯渇したらアメリカ最大の穀倉地帯グレートプレーンズでの農耕は不可能になるでしょう。
そして、むき出しになった地面が乾燥すると砂埃や土埃となって吹き飛んでいってしまい、植物の生育に適した土は無くなり、植物が生えることが出来ない不毛の土地となり、砂漠化していく。
日本の環境は水も土もまだまだ豊かなのですが、アメリカの大規模栽培に倣うようなやり方ではやはり土も水も資源も消費していく一方に思えます。
SDGsや持続可能性が声高に叫ばれるようになってきた現代だけど、それらが政治的、経済的なお飾りにならないように、筋と芯の通った政策や企業方針に組み込まれることを願いつつ、自分に出来ることはなにか?と考え、自然農の畑をやりながら情報発信をしているところです。