包丁の販売を始めることにしました(^ω^)
完全に、趣味の延長です笑
その告知で書いた包丁にまつわるお話をこちらにも載せておきます。
私が紹介する包丁は、もちろん自分用の日常使いでも良いですが、大切な方へのプレゼントとしても最適です。
刃物のプレゼントは「縁を切る」イメージがあって縁起が悪いと感じる方もいるかも知れませんが、元来刃物は神聖なものとされていて、邪悪なものを断ち切る「守り刀」として嫁入りの時に娘に持たせたりもしていたそうですし、3種の神器にも剣があります。
現代では、「未来を切り拓く縁起物」として結婚のお祝いや、子どもが家を出る時にプレゼントされる方も多いそうです。
そして、良い鋼を使って鍛えられた本物の打ち刃物は時間が経つにつれて切れ味が良くなると聞きました。鋼の組織がだんだんと落ち着いて馴染んでいく為だそうです。
昔の刃物屋さんは3年寝かせたものから販売していたそうですが、現代ではそんなことをしているところは滅多にないでしょうね。
この職人さんは、現代日本では50人程しか出来ない伝統的な技法を使って包丁を作る方です。
利器材と言われる出来合いの鋼と地金を合わせたものを叩いて伸ばして作るのではなく、鋼と地金を自分のところで熱して合わせて叩いてくっつける鍛接という工程を行なって作っています。
決して安い価格では有りませんが、その価値からすればとてもお値打ちで、手入れをすれば一生使える道具となりますし、何より日常の料理や手入れがとても楽しくなります。