自然農の野菜は生産量も少なく、形も不揃いで一般的には流通に乗せにくいです。
ちなみに、自然農の野菜よりももっと大きいくくりの有機野菜(無農薬栽培の野菜)でも、日本の栽培面積の割合は、全耕地面積の1%にも満たないです。
流通量も1%未満、0.何%のレベルです。
とにかく少ない!
大量に安定的に生産し、一定の品質や出荷基準にすることが難しいためだと思います。
けど、それはあくまで流通させる時の事情であって、無農薬でも無肥料でも野菜は割と育ちます。
※簡単なものからかなり技術を要するものや、土の状態による向き不向きがあるけど、それは慣行栽培(現代において最も普及している農法=農薬と肥料を使う)でも同じこと。
なので、流通業者さんの努力して次第では有機野菜や自然農の野菜を一般のスーパーに並べることも不可能ではないんです。
今年の春先に、ホームページから見つけてウチの野菜にとても理解を示して下さる業者さんと巡り合いました。
社長さんと社員さんが畑に来て、ウチの野菜の味に驚き感動してくれて、取り扱いをしたいと申し出て下さったんです。
とはいえ、私1人でしかも生産が不安定な自然農。
私も仕事として受ける以上、ご迷惑をかけるようなことはしたくない。
なので、悩みました。それでも、野菜が出来た時にある分だけでも良いからということで、こちらの都合に合わせて取り扱ってくださることになったんです、
初夏にトマトやジャガイモを何度か出荷出来たものの、7月以降の厳しい天候の為まともに夏野菜は収穫できず、すっかり出荷も途絶えていましたが、秋になって大根やカブなどがよく育ちました。
そこで、社長さんに連絡してみたところ二つ返事で持ってきてくださいとのことで、今回出荷を再開することができました。
とはいえ、今畑にあるものは今週2回に分けて出荷したら無くなる程度の量です。
1回目の出荷を今日行ってきて、値段もその場で社員さんと相談して決めたのですが、こちらの言い値を理解してくださり、全量買い取って頂けました。
おそらく、相場の3〜5割増しのお値段なんじゃないかと思います。
とても有り難いことです。ただ、お値段が高くなるとお客様の負担も増えるし、それで売れ残ってしまうと業者さんの負担になる。。
そう考えると私も値段をつけるのをいつも以上に悩みます。
↓青首宮重大根30本
↓黒丸大根と金カブを20個ずつ
今回も大した量を納品出来なかったので儲かるほどではなく、収穫と出荷の手間賃になる程度でした。
これは、私の生産量が少ないのが大きな理由なので、私の努力次第ではまだまだ可能性があります。
生産農家を目指すわけでは無いのですが、たくさん育った野菜を無駄にしたくもないので、今後なんとか上手く販売につなげる方法と栽培を努力していこうと思いました。
お野菜は火曜か水曜に長久手か岡崎のイオンの産直野菜コーナーに並ぶと思います。
目印はピースファームの案内文ですので、お立ち寄りの方は探してみてください。