百姓仲間のお家のお部屋リフォームのご注文を頂いたので、日程調整して伺い施工してきました!
事前に打ち合わせして、段取りとイメージをつけて話し合い、依頼主と私とでそれぞれ用意できるものはなるべくお金をかけずに調達。
ここのお部屋は、以前から床板張り、押入れの解体を一緒に行っていて、今回はそれに続いて棚とカウンターテーブルの据付けとなりました。
素敵なタモ材の食器棚の横のスペースに杉板を現しで使ったシンプルな棚を4段作り、そこにはフードプロセッサーなどの調理器具を置けるようにします。
寸法は、床上90cmの所から棚板の間隔が30cm、30cm、24cmで棚板の厚みは2cmです。
板材のカットは、綺麗な角を立たせる為に、電動ノコギリで行い、優しい手触りとササクレが刺さるのを防ぐ為にカンナで面取りを行ってから、依頼主さんが用意していたシンプルながらシックでカッコイイ鉄の受け金具を柱に取り付けます。
取り付けはインパクトドライバーを使用して付属のビスで留めました。
そこにカットした棚板を並べ、水平になるかを確認しつつ微調整を行いビス留めしていき完成。
なかなか良い出来です。
隣の食器棚との相性もグッド!
早速調理器具を並べてみました。サイズ感もピッタリ。
あとは、配線を隠す目隠しをつけるかだね。
続きまして、間仕切り壁を挟んだ隣のスペース(ここも元は押し入れ)に、パソコン作業が立って行えるカウンターを作ります。
カウンターの下地は私が採寸してカットしたものを依頼主さんに塗装してもらって乾かしておいたパイン集成材。厚みは2cm。
塗料はオイルステインの焦げ茶色を塗って、表面は乾いているものの、ニオイがキツい!
出来れば1日くらい外気で乾燥とニオイ飛ばしを行ってから据え付けた方がよいですね。ひとまず窓を開けて換気しつつ行いました。
手元にあった木材でなんとか下地を作って、先ほどの天板を裏側からビス留めしてこちらも完成。
強度も十分!(私が体重掛けてもしっかりしていました)
写真だと伝わりませんが、実物はかなりいい感じです!あとは、手前の横板を塗装して質感を揃えたらもっと良くなるかな。
この辺りは、ある素材を使って考えながらつくる為、できあがってから調整する必要があります。
とはいえ、現状で依頼主さんも興奮するほどに満足して頂けました。
これらは作業時間で料金決めて行っています。
基本料金1,000円とあとは30分500円の計算。
今回は3時間で、交通費や材料費はほとんど掛かっていないのでその辺はオマケして、4,000円で請け負いました。
(最初は3,000円とお伝えしたら、依頼主さんから「それは安すぎる!」と言われお気持ちで1,000円上乗せして頂きました。ありがたい!)
こういう感じで、プロに頼むほどではないけれど、自分ではなかなかやりきれない、道具が必要だけど揃えるのにもお金が掛かるといった案件も受けていこうと考えています。
ただ、トラブル防止・お互いの為にも、一見さんはお断りにしようと思います。
依頼主さんと一緒に相談しながら作っていけるものが良いですね。